父が2度目の定年を迎えて、30数年住んでいた東北の地を離れて東京にもどり、母と一緒に暮らし始めて、もうすぐ一年になります。中古カメラの収集と修理以外に、趣味らしい趣味もなく、仕事以外の人間づきあいもあまりない父だったので、果たしてリタイヤ後の生活はどうなることやら・・・と、心配していました。
しかし、こちらの心配をよそに、東京に戻った父はいろいろと忙しくしているようで、カラオケ、英会話、水泳、ハーモニカ、さらに放送大学も受講しています。1度目の定年をむかえて、引き続き5年間、放送大学での仕事をさせていただいていたことが影響しているのかなあと思うのですが、受講している教科が、およそ父の専門とはまったくかけ離れたもので、前回は「音楽理論」、そして今は「世界の古典を読む」だとか。。。まったくの理系人間と思っていたので、一体どういう風の吹き回し??と思ったものの、じつは私(たち)が、父のことを本当には知らなかっただけなのかな・・・と思うこのごろです。
「何を読んでいるの?」ときくと、チェーホフだとか、イタロ・カルヴィーノといった名前があがり、現在はカフカの「変身」を読んでいるのだとか。もうすぐ試験だそうで、講座でとりあげられたこれらの作品についてのレビューをかくことになるだろうから、準備しておかないとといってました。そんな話をしながら、父と本の話をするなんて・・・と、不思議な気持ちにとらわれました。私が知る限り、およそ読書家とはいえない父のこと、この講座で取り上げられた作品、どれもが初めて読むものであっただろうと思います(「変身」は読んだことがあるかな?)。それと同時に、70をすぎて、このような勉強をするというのはどういう心持ちなのかなぁ・・・と考えさせられました。
大体の場合、勉強ってどこか目的をもってするものですよね。試験のため、資格取得のため、学位取得のため、スキル取得のため・・・そのような明確な目的でなくても、教養のためとか、視野を広げるためとか、それなりに将来への投資のような意味をもった勉強であることが多い気がします。が、父のこの勉強、本人はどういうつもりでやっているのかわかりませんが、どれも当てはまらない気がするんですよね。教養を深める、視野を広げるというのは少しはあるのかもしれませんが、なにかやはり違うような気がする。もちろん、70を過ぎて、なお自らの精進に努力をされている方もたくさんいらっしゃると思いますが、父はそういうタイプではなく、好奇心というか、愉しみといった程度なんだと思います。正直にいって「役に立たない」勉強かもしれません。
でも・・・もしかしたら、こんな「役に立たない」勉強(読書もそうだけれども)が、本当は人生に深みを与えるのかもしれない・・・と思わされました。そして、自分自身、「役に立たない」勉強って、やってきたかなーと思うと・・・どうだろう?「役に立つ」と思ってやってきたけれども、結果的に「あんまり役に立ってない」というのがほとんどかもしれません(苦笑)。好きな読書でさえ、やはりどこかでなんらかの効果というか(教養のため、英語向上のため、知識を増やすため・・・など)、それなりの「投資(のつもり)」が多少は入っている気がするんですよね。
今、まとまった読書の時間がとれなくなり、自己研鑽どころか、最低限の自己管理さえもいい加減になってるこのごろなのですが、それでも「なにか、将来に役に立つような勉強(資格・スキル習得)」ということをぼんやり考えることがあります。将来への投資を考えてしまうというか。その一方で、父のような愉しみ本位の勉強に強くあこがれる気持ちもあり・・・どちらも、今の私にはムリですが。
父は現役のころは、仕事以外に自分の愉しみをもつ時間をもてずにいたので、ようやくそれができて、いってみればご褒美のような時間を過ごしているのかもしれません。
ところで、「役に立つ・立たない」勉強といってきましたが、何を根拠に私はそんなことを言ってるんだろうとちょっと立ち止まって考えてみると、「即戦力になるか・ならないか」ということなんですよね。
本来、、優れた教授陣、人々に出会い、図書館やさまざまな設備を好きなだけ利用して、知的好奇心を満たして、自由にいろんなことを思う存分学べるはずの大学なのに、「役に立つか=単位取得が簡単か、就職有利かどうか」で学ぶ範囲をえらんで、自らのチャンスをせばめてしまうのは、もったいないなーと思うんですよね。それなのに、自分の娘になるとよく冗談半分(本気半分)に、「娘には『社会学はダメ』といってきかせる」などと言ってるのですが、まあ、これは私の苦い経験というか、現在の自分をみると、この社会で生き延びる即戦力になってないことを痛感していまして・・・(苦笑)。もっと優秀な人は、社会学でもなんでも、学んだことを生かして活躍してるんでしょうけれども。
夫がアイルランドで学生をやっていたとき、コンピューターサイエンスはそれこそ、当時のアイルランドでは「役に立つ」学位のナンバーワンでした。それが、今、アイルランドに残っている夫の同級生たちの状況は、なかなか厳しいもので、あれだけ人気だったコンピューターサイエンス学科も、志望する学生が減り続け、集めるのに苦労してるらしいとのこと。結局、「役に立つ・立たない」って、不安定なものですね。「役に立つ・立たない」を超えて学んだことが、本当に精神の血肉となっていくのかもしれません。でも、娘には「社会学はあかん」というのかなぁ・・・(笑)。
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"The UK is like Narnia at the moment, only with more stabbing and less Turkish Delight."
(by 夫)
夫の長い長い休暇(5週間!!)も終わり、昨日、仕事に戻りました。夫の友人たちも、昨日から仕事はじめだった人たちが多いようで「明日から仕事だよ・・・」というのとは対照的に、夫は「明日から仕事だ!」
ちなみにデスク、片付けられずにちゃんとあったようです。よかった(笑)。
寒い日が続いているエディンバラ、いつもならすぐに解けてしまう雪が、昨日は昼になっても解けず、むしろパウダースノーになっていて驚きました。そして夕べもまた雪が降っていたので、積雪量はかなりのものになっています。
Uの鼻づまりはまだ続いてるのですが、睡眠のほうはだいぶ改善されてきたと思います。気がついたら、昨日と今日、夜中の授乳、1回だけだったし。
昨日、水が入った哺乳瓶もって飲んでいるUの姿をみて、ほんの数ヶ月前は手のうごきがバラバラで、とてもそんなことができなかったのに、いつのまにか自分の意思で自分の手を動かしている姿に、不思議な思いとちょっとさびしさも感じました。毎日、24時間一緒にいると気がつかないのですが、ふと気がつくと、ゆっくりながらも確実に成長しています。最近は、名前をよぶとこちらを向くようになりました。それに、2,3時間くらいならパパとお出かけして、ママは家で睡眠補給、ということもできるようになりました。数ヶ月前だったら、とてもムリだったのに。
どうしても、「今」しかみることができずに、「一体、こんなこといつまで続くんだろう」とうんざりすることもあるのですが、哺乳瓶の水を飲む姿をみながら、当たり前だけれども、手の動きがバラバラだった新生児のUはもう、戻ってこないことを気づかされ、そして今のUでさえ、やはり数ヵ月後に、どんなに懐かしんでも、やはり戻ってこないんですよね。
雪のエディンバラで、しばらくまた2人で巣ごもりが続きそうですが、たくさんたくさん遊んで、今のUを自分の目に、肌に、耳に、鼻に、そして心に残しておきたいと思います。
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あけましておめでとうございます。皆さま、よいお年を迎えられたことと思います。
スコットランドでは大晦日をホグマネーと呼び、新年を迎え、祝う盛大なパーティーが、各地で行われます。そのなかでもエディンバラのホグマネーはとても有名で、夏のフェスティバルと並んで、エディンバラの観光の目玉であり、世界中からホグマネーをエディンバラで過ごすために、観光客が訪れます。シティーセンターのメインストリート、プリンシズ・ストリートでは、ストリート・パーティーがひらかれ、いくつかの特設ステージではバンドの演奏が楽しめるほか、新年のカウントダウンでは、エディンバラ城から盛大に花火がうちあげられます。我が家のリビングからも、その花火をみることができます・・・・
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1,2時間おきに起きていたにも関わらず、我が家にきてくれたサンタさん、Uだけでなくパパとママにもプレゼントをもってきてくれました。ママも今年はがんばったからねぇ・・・(おいっ!)
Uには、音声つきのナーサリー・ライムの本というか、おもちゃ。ハンプティ・ダンプティやきらきら星などの歌が音声と一緒に楽しめます。10月ごろから近所の図書館で2週に1回、ライムタイムというナーサリーライムを歌集まりにいってて、そこで覚えた歌を家でも歌っているので、サンタさん、このおもちゃを持ってきてくれたようです。ライムタイムでは、あたりまえですが、Uはまったく歌うことはありませんが、ほかの大人や、とくに赤ちゃんに興味しんしんで、案外楽しんでいるようなので、できるかぎり連れて行っています。30分なので、まだおすわりができないUにはちょうどいい長さですし。なにより、歌うことで私のストレス発散になっているかも(笑)。
そして、パパにはパパがすきなコメディのDVDでした。Dylan Moranと Rob Brydon。Uを出産してまもなくのころ、夫がRob BrydonのMarion and Geoffを買ってきたので、Uを授乳しながら一緒にみてたのですが、面白かったです。
妻がほかの男と寝ているところに遭遇して、離婚調停中のタクシー運転手のモノローグというものですが、この人、陽気で、ポジティブ・シンキングなんですけど、ポジティブになろうとすればするほど、見ているほうはいたたまれなくなる・・・というなんとも不思議で、秀逸なコメディでした。
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サンタさん、マミーにはデジカメを持ってきてくれました!CanonのIxusです。いつも携帯のカメラで撮っていたのですが、これからは高画質の写真をお届けできそうです、といっても撮る腕は変わらないのですが(笑)。ありがとう、サンタさん。
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ここ数日、鼻が詰まっていて、鼻息が荒いU。まあ、そろそろ私からもらった免疫がきれるころで、さっそく風邪をもらってしまったのかもしれませんが、とりあえず鼻づまりだけなのですけれども、問題は睡眠のさまたげになっていること。
眠いのに、呼吸がしにくくて起きてしまうことがしばしばで、私もそれに合わせて起こされていて、私も眠いはずなんですけれども、一度起こされて、Uがようやく寝付いても、頭が冴えてしまって眠れず1時間、2時間、ベッドで寝返りを打ちながら過ごすこともしばしば・・・・
夜中に何度も起きているのですが、それでもサンタさんは来てくれたようで、ツリーの下に3人分のプレゼントがあります(ええ、私と夫の分も。いいサンタさんです 笑)。
昨日はかなりの積雪量になり、現在もまあまあ残っています。Uの初めてのクリスマスがホワイトクリスマスになりそう(オフ・ホワイトかな?)。ホワイトクリスマスを20数年間待ち続けた夫が、やっと念願かなってうれしそうです。
Life with Baby U | trackback(0) | comment(4) |



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